ジョナサン・トーゴヴニク 『あれから ─ ルワンダ ジェノサイドから生まれて』
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ジョナサン・トーゴヴニク 『あれから ─ ルワンダ ジェノサイドから生まれて』

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1994年ルワンダで起きたジェノサイドにおいて、100日間でおよそ80万人もの人々が虐殺され、さらに大勢の女性たちが武器としての性暴力の犠牲となりました。その結果およそ2万人の子どもたちが生まれたという事実は、長らく闇に葬られていました。 2006年にルワンダを訪れて偶然この事実を知った写真家のジョナサン・トーゴヴニクは、自ら女性たちにインタビューを行い、親子のポートレートを撮影して、前書にまとめました(日本語版『ルワンダ ジェノサイドから生まれて』(竹内万里子訳、赤々舎、2010年)。この作品は発表後、世界各地で大きな反響を呼び、2012年にフランスのアルル写真祭でディスカバリー・アワードを受賞しています。 この最初の出会いから12年後、トーゴヴニクは再び家族のもとを訪れ、さらに彼らを記録するプロジェクトに取り組みました。それをまとめたのが本書です。ここには、前書に登場した30組のうち16組の親子が再び登場しています。 今回は、いまや成年に達している子どもたちに初めてインタビューが行われました。母親たちは子どもたちへ、彼らの出自についてそれぞれに告げていました。そこで子どもたちは初めて、これまで「人殺しの子」と呼ばれ、差別や拒絶のなかで生きてきた日々について自ら語ったのです。その一方で、母親たちはこれが二回目となるインタビューのなかで、今なお様々な問題や葛藤を抱えながらも、生き続けるなかで生じた思いがけない変化(精神的回復や親子関係など)にも触れています。 このプロジェクトで、トーゴヴニクは武器としての性暴力という十分に報道されていない問題とその結果を浮き彫りにし続けています。性暴力から生まれた子どもたち、そして何世代にも渡って受け継がれる複雑で深いトラウマを。これらの家族のポートレートとインタビューから浮かび上がるのは、希望と許し、壊れやすさ、そしてジェノサイドの深刻なトラウマと影響によって今なお続く葛藤という強い意味合いをもった、困難でありながらも意義深いストーリーです。