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SOLD OUT
ベトナム戦争、北アイルランド紛争、ビアフラ戦争などを取材し、世界のOKAMURAとして知られた報道写真家の言葉と写真を集成し、いまに問いかける一冊。
徹底した疑り深さと視野の広さに根ざして、語られるべきことを写真に撮った岡村昭彦。
本書はその独自の思考のエッセンスと関係性が見えてくるように、文章を抜粋し構成された。
戦場と日常を行き来しながら考え、日常にあって医療やホスピスといった生と死の現場に切り込んでいった岡村の視点は、現代という動乱の時代に大きな意味を投げかける。
遺された言葉を編む全6章、カラー口絵32ページ。
岡村昭彦の写真家人生は、はじめから「戦争写真家」としてのものであり、平時にあっても、テーマはつねに「戦争」であった。岡村は、戦争が風化しつつあった時代、「戦争を知らない子どもたち」が成人するような時代に、ベトナム戦争の戦場のありさまを日本人に突きつけた。
そして、ベトナム戦争が風化してゆく時代の中で、戦場からだけでなく、あらゆる現場から、撮り、書き続けた。
戦場を日常のまなざしで切り取り、同時に、日常を常に戦場として捉えていた人であった。〔......〕
写真家としては十五年余りという短い期間に集中的に撮影を行って、五万点の写真と、二万点以上の蔵書と、人々に多くの宿題を残して去って行った。本書をそうしたひとりの人間の、生き方のドキュメントとして読んでくださったら嬉しい。
(戸田昌子)
「二度と武器は持たぬと誓った日本人の一人として、私が戦場に持ってゆく武器は、ちいさなカメラだけだった。カメラが、私の武器だった」
(岡村昭彦