澤寛『heavens of light, planet of solitude』
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澤寛『heavens of light, planet of solitude』

13,200 JPY

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紡がれた「今」の連続の先にある未来という名のもう一つの「現実」を浮かび上がらせる鋭利な視線、そして呼び醒まされるいつかの記憶 2018年「Rapture」と題したシリーズをAL(東京)で発表、同名の写真集を刊行し、また同年、存続の危機にある京都大学・吉田寮を納めた作品「Polish」を京都・旧立誠小学校内立誠図書館壁面にて展示するなど、精力的に活動を続けている澤寛。 東京の街並み、海外の風景、人物のポートレート、建築写真、抽象画のようなカットなど、あらゆる写真が収められた本作品群は、まるで異なる人物が撮影したかのような多面な表情を見せます。澤寛は視覚の一部に一瞬映った違和感を逃すことなく本能的に捉え、実像と虚像、その場に在る過去と未来の気配を浮かび上がらせます。そうして鋭利な視線により紡がれた「今」の連続は、いつか起こりうる未来という名のもう一つの「現実」を私たちに想起させます。 澤寛が幼少期に見た「変わりゆく景色のなかに世界を見た」かのように、澤寛の体を通し切り取られた一瞬と風景が立ち並ぶ作品群は、鑑賞者自身のいつかの記憶と重なり、さまざまな感覚と対峙することとなることでしょう。 光は138億年前に放たれた。 そして46億年前に放たれた光にぶつかることで輝きを続け、 世界はその光でつくられてきた。 世界は虚像であった。ただそこに在ればよかったのだ。 しかし、光に捕まり実像をなす。 人はその光を身体に通し、世界を眼に映すことで現実を疑い、 ついにはその光さえも疑い、眼に映らぬ空想さえも否定し、 世界を覆そうと自ら光を作り始めた。 その光が空を濁らせ、濁った空が私の心を蝕み、 眠りを忘れた私には世界が架空のものに映っている。 それでも、私は世界を信じた。 この世界の未来を探しに出かけたのだ。 ― 澤 寛 ― ディストリビューター説明文より 判型173 × 135 mm 頁数404頁 製本ハードカバー、ケース 発行年2019