立木義浩 写真集『舌だし天使』(ポストカード付)
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立木義浩 写真集『舌だし天使』(ポストカード付)

¥5,940 税込

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写真:立木義浩 テキスト:草森紳一 アートディレクション:加藤勝也 出版:リブロアルテ サイズ:270×255㎜ ページ:120ページ 製本:上製本 発行:2018年11月16日 ※特典ポストカード付 ーーーーー 「舌出し天使」は1965年4月号『カメラ毎日』に56ページにわたり掲載されました。立木27歳の鮮烈のデビューとなりました。 当時の編集長山岸章二氏の判断で掲載が決まったと聞いています。写真構成には和田誠氏、詩を寺山修司氏、解説に草森紳一氏と錚々たるメンバーでした。 今回の写真集には当時掲載された62点に加えまして未収録のカット24点で構成いたします。 ーーーーー 草森紳一氏による解説(1965年当時の原文) 夢を見ている時、いくら奇妙であっても私たちは波間に漂うイカダのようにただ運ばれていくにすぎないが、この「舌出し天使」のページも波間のイカダのようにめくっていきたい。少女が星条旗をからだにまきつけて魔法使いよろしくほうきにまたがっても、決して文明批判などと考えないでほしい。夢の観客であってほしい。立木義浩も夢の運転者であると同時に観客なのだ。この写真集の新しさはそこにある。これは従来の数々の主観写真、心象写真などともちろん異なっている。彼は、写真が文学や絵画の弾力を受けないこと、つまり象徴におちいりがちなセンス(意味)と構図の魅惑を一応放棄したのだ。また一般には写真の本質とは、記録性・報道性であるという神話がある。というよりそれは、母の懐みたいなものだ。立木はセンスを放棄することによりこの懐(記録性)にも接近した。これは一群のフォト・ストーリーのよき仲間ではない。そう見えなくもないのは、1人の少女におこった肉体と心理のメカニズムの遭遇を連続して記録しているからだ。故意を避ける姿勢であり、このナンセンスとの集中的めぐりあいは、ストーリーというよりドキュメントなのだ。この少女がいかにユーモラスで悲しげであっても彼女のせいではなく、27才の立木義浩のある決算報告であり、ヤケドの跡なのだ。 ーーーーー 立木義浩(たつき よしひろ) 1937年、徳島県・徳島市の写真館に生まれる。 1958年、東京写真短期大学(現・東京工芸大学)技術科卒業。 その後、広告制作会社アドセンター設立時にカメラマンとして参加。1969年、フリーランスとなり、女性写真の分野で多くの作品を発表する一方、広告・雑誌・出版など幅広い分野で活動し、現在に至る。 主な写真集に1971年『GIRL』、『私生活・加賀まり子』、1980年『MY AMERICA』、1990年『家族の肖像』、1998年『東寺』、2001年『KOBE・ひと』、2007年『ありふれた景色』、2012年『小女』『Tokyoto』、『Yoshihiro Tatsuki 1~8』『étude』など、ほか多数。